男性ホルモン ハゲの原因

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男性ホルモン~ハゲの原因02~

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所要時間 約 11分

抜け毛を気にする男性


男性ホルモンの作用を説明するとても有名な話ですが、古くは医学の父であるヒポクラテスがこう言っています。

 

「去勢を受けた男には脱毛は生じない」。

 

また、アリストテレスも「性交の時期より前には決してハゲない。

 

自然の事として、性交したがる男はハゲる。

 

女は性質が子供に等しいのでハゲない。

 

女と子供は精液を分泌する能力を欠くからである。

 

」と言っています。

 

これがどういう事を物語っているかと言えば、即ち男の象徴である睾丸を取ってしまうとハゲない。

 

また、思春期を迎え精液を分泌する様になる前にはハゲることはないが、精液分泌能力を備えるとハゲが発生する。

 

よって、これとは逆の女や子供はハゲない。

 

という事を表現していると言えます。

 

これは現代でいう男性ホルモンの作用を指しています。

 

これに対し、現代(1942)ではアメリカの医師ハミルトンによる以下の研究があります。

 

・思春期またはそれ以前に去勢された男性では、男性型脱毛は見られない。

 

ハゲ進行中の男性を去勢すると、それ以上の男性型脱毛は進行しない。

 

・去勢された男性に男性ホルモンを投与すると、家系的に男性型脱毛の要因のある男性に限って脱毛が見られる。

 

ここで注目なのは、同様に去勢された男性でもハゲ体質を持っている人とハゲ体質を持っていない人では同量の男性ホルモンを投与しても脱毛現象に差があると言う事です。

 

これは即ち、単純に男性ホルモンの量の多いか少ないかがハゲるハゲないを決定している訳でなく、その他のハゲに結びつく要因が存在している事を示すものです。

 

それは一体何なのでしょうか?この犯人を説明する前にそもそも男性ホルモンっていうのは何なのかを説明しておきます。

 

人間の体はホルモンという物質が何種類もあって、非常に微妙なバランスを取りながら生体の維持を行っています。

 

この中で、男性型脱毛に最も関係が深いのが男性ホルモンです。

 

男性ホルモンにも様々な種類がありますが、この中で最も男性型脱毛に関係が深いのが”テストステロン”という男性ホルモンとなります。

 

男性ホルモンは思春期に睾丸が発達して作られます。

 

この男性ホルモンの働きで、髭や胸毛などの男性に特徴的な毛が発達するのです。

 

ちなみに思春期には男女ともわき毛と陰毛が発達しますが、これらの発毛にも男性ホルモンが関係しています。

 

女性にも微量ですが男性ホルモンが存在しているという事です。

 

男性ホルモンは体内で分泌すると血の中に入り、そして全身をめぐって、それぞれの細胞の中に入って受容体である男性ホルモンリセプターと結びついてその細胞を活性化します。

 

活性化とは細胞に分裂増殖を起こさせるか、たんぱく質の分泌を促進させる事を言います。

 

こうして思春期になると男も女も陰毛・わき毛が発達するのです。

 

では何故、男には陰毛・わき毛以外にも髭や胸毛が発達するのでしょうか?それには男性ホルモンの濃度と、もうひとつ先に述べたテストステロンの更に強力バージョンである5αジヒドロテストステロンの存在が関係しています。

 

この何だか物々しい名称の5αジヒドロテストステロンはテストステロンの約5~10倍の作用がある男性ホルモンと言われています。

 

この5αジヒドロテストステロンの作用で男性に髭や胸毛が発達すると考えられています。

 

では何故テストステロンが変身して強力バージョンである5αジヒドロテストステロンになるのかと言うと、それは細胞の中に存在する5α-リダクターゼという酵素が作用して発生するのです。

 

この5α-リダクターゼは髭・胸毛・男性型脱毛に関わっているものの、わき毛や陰毛の発達には必要がないと考えられています。

 

何だか難解な用語がたくさん出てきたので、ここらで図にまとめておきます。

 

こんなイメージでしょうか。

5αジヒドロテストステロンが強力バージョンの男性ホルモンという事は分かっていただけたでしょうか?さて、ここで疑問がわいてきませんか?5αジヒドロテストステロンが超強力の男性ホルモンなら髪の毛はバンバン生えてくるのでないのか?なのに実際はなんで逆なのか?

 

その通りです。

 

おかしいのです。

 

現在のところその原因が何であるかが解明されていないですが、どうも髪の毛の毛根にはこの5αジヒドロテストステロンが逆に(!)即ち発毛活動に抑制的に作用してしますので。

 

あ~、何と言う、神の気まぐれな悪戯なのか!としか言いようがありません。

 

要するに原因は不明ですが頭部の毛根の場合は男性ホルモンにより逆の反応が起こり、髪の毛の成長即ち毛母細胞の活動を抑制的に働きかけてしまうのです。

 

さらに不思議なのが、これも原因はハッキリとしていないのですが男性ホルモンに対し、ネガティブな反応を起こすのは頭部の中でも前頭部と頭頂部の毛根なのです。

 

これにより、波平さんのような見事なハゲが生み出されるのです。

 

ちなみに前頭部と後頭部では5α-リダクターゼやその受容体の活性の差はないとの研究があるのと同時に、もともと後頭部に生えていた毛を前頭部に移植してもその部分はハゲないとの報告もあることから、もともとの毛の生えていた場所によって男性ホルモンに対して、ネガティブに反応するか、しないかが決められていると考えられています。

 

また、この5α-リダクターゼは毛乳頭には多く存在しているが、毛母細胞にはほとんど存在していないとの研究結果もあることから、男性ホルモンはいきなり毛母細胞にネガティブに働きかけるのではなく、まず毛乳頭に入り込み、ここで何らかの反応を引き起こし毛母細胞にネガティブ反応を起こさせていると考えられます。

 

この男性ホルモンですが、思春期から分泌が活発になりその量は年を重ねるごとに減少していくそうです。

 

では何故、ハゲは思春期からいきなり発生せず、徐々に発生するのでしょうか?この原因もハッキリしていないのですが、何らか年齢を重ねるごとに男性ホルモンに対する反応性が高まる別の要因があるのかも知れないと考えられています。

 

さて、そろそろまとめます。

 

この章のはじめに話しましたハミルトン医師の研究で、去勢された男性でも、男性ホルモンを投与するとその体質によりハゲが進行する人と進行しない人がいることを触れました。

 

この現象、即ちハゲ体質とハゲない体質との差を生み出す犯人は、つまり複数犯が考えられます。

 

つまり、テストステロンを5αジヒドロテストステロンに変身させる5α-リダクターゼの多少、5αジヒドロテストステロンに結びつく受容体の多少、またそれらの活性度合い、その後の遺伝子レベルでの反応の仕方の違い等がハゲやすい人と、ハゲにくい人との差になっていると考えて良いでしょう。

 

(残念ながら現在ではこの辺の核心的なハゲ発生のメカニズムは解明されていません。)

 

 

だいたい分かりましたでしょうか?ここでは、男性ホルモンがどの様にして作用し、どれだけハゲ発生に関連しているかをつかんでおいてください。

 

 

 

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育毛専門家【ネオハゲ】プロフィール

47歳IT業界に努めるハゲリーマン。41歳に、まだまだイケているイケメンと思っていたが、前頭頂部の根元の頭皮が透けて見え始めた・・。危機感を抱く中、あることに気づき実践。徐々に元の状態に生い茂った!その後、自分の毛髪復活の経験を活かし、育毛コンサルタントとして全国から多くの悩み相談、アドバイスを行っており、150人の悩めるハゲ男性、ハゲ予備軍男性の声を聴いてきました。当ブログでは私自身が経験した脱毛と、脱毛を克服した施策を中心に、育毛に関する有益な情報を提供していきたいと思っています。

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